大学概要【2021年度実施分】先端電気電子技術体験を通した技術者育成プログラム
理工学部
昨今注目されている電気自動車?人工知能(AI)?IoTデバイスは,電気電子技術者により支えられています。本取組では,参加学生が、将来これらの先端技術開発に関わる電気電子技術者として大きく羽ばたくための支援およびそのためのコミュニティを形成し,次世代の電気電子技術創成の一翼を担う人材育成を目指します。2021年度は,「電気自動車(インバーター制御)」をテーマとし,電気自動車開発に必要な基礎知識等を学びます。
ACTIVITY
電気電子ゼミナールⅡ講義での企業および教員からの先端電気電子技術紹介
2021/12/08
電気電子工学科3年生後期の電気電子ゼミナールⅡ講義では,「就職?進学の準備」のために,企業人や教員から電気電子先端技術が紹介されます。企業人から電気電子技術と製品開発について,教員から電気電子関連の最先端研究についての紹介がありました。得意だった講義を思い浮かべながら,将来,自分がどのような電気電子技術に関わっていくかを考えることができました。
電力変換回路作製実習_その1
2021/12/14
12/3(金)に,電気電子工学科1年生と3年生の希望者に対して,第1回の電力変換回路作製実習を実施した(2年生は別日に実施)。1年生のほとんどはオシロスコープに触れたことがないため,今回の活動では,オシロスコープや直流安定化電源等の使い方の説明を実施した。3年生から1年生に対して,オシロスコープ測定のコツ等を教えている様子を見ることができた。そのおかげもあり,実習時間の終盤では,多くの1年生がオシロスコープ測定をできるようになった。
電力変換回路作製実習_その2
2021/12/20
12/10(金)に,電気電子工学科1年生と3年生の希望者に対して,第2回の電力変換回路作製実習を実施しました(2年生は別日に実施)。今回は,昇圧チョッパ回路製作を行い,その回路動作を前回学んだオシロスコープを使って確かめました。3年生は,「パワーエレクトロニクス」講義内で昇圧チョッパ回路の理論を学んでおり,実際に電圧が昇圧していることを自分の目で確かめることができました。1年生のほとんどは,ブレッドボード上での電気回路製作が初めてでした。回路製作に苦戦していましたが,完成した回路が正しく動作することを確認することができました。このような回路設計には,現在勉強している「電気回路」講義の知識が必要になってくることがわかり,電気回路の勉強に対する意欲が湧いていました。
電力変換回路作製実習_その3
2021/12/21
12/13(月)に,電気電子工学科2年生に対して,第3回の電力変換回路作製実習を実施しました(1年生と3年生は別日に実施)。今回は,昇圧チョッパ回路の制御に必要なPWMモジュールを作製しました。その後,前回実習にて作製した昇圧チョッパ回路とPWMモジュールを接続し,ほとんど手作りの昇圧チョッパ回路が完成しました。このような回路製作には,電気電子工学科の「電気回路」や「電子回路」講義の知識が必要不可欠になることを理解することができました。最後に,パワーエレクトロニクス技術より開発された三相インバーターに触れました。この分野の知識を身につけると,将来にどのような「モノ」が開発できるのかをイメージすることができました。