大学概要【2023年度実施分】先端電気電子技術体験を通した技術者育成プログラム
理工学部
昨今注目されている電気自動車?人工知能(AI)?IoTデバイスは,電気電子技術者により支えられています。本取組では,将来,参加学生がこれらの先端技術開発に関わる電気電子技術者として大きく羽ばたくための支援およびそのためのコミュニティを形成し,次世代の電気電子技術創成の一翼を担う人材育成を目指します。2023年度は,「AI」および「IoT」をテーマと,組み込みシステムやプログラミングに必要な基礎知識を実験を通して学びます。
ACTIVITY
電力会社の環境負荷低減への取り組みに関する講演会
2023/12/19
電気電子工学科3年生後期の「高電圧工学」の講義の一環として,中部電力の方を講師として講演会を実施しました。高電圧工学では,主に「空気の電気絶縁破壊現象」に関して学んでいます。この講演では,「高電圧」?「絶縁」?「カーボンニュートラル」をキーワードとして,実際の研究事例等をお話し頂きました。今回の講演にて,講義で学んでいる高電圧工学の「基礎」がどのように「応用」されるのかを学ぶことができました。また,電力会社の「カーボンニュートラル」をはじめとした「環境負荷低減」への取り組みや,「AI?ロボット技術」の必要性もお話しいただき,本学科の「電気工学」?「電子システム」の両コースの社会での必要性を理解することができました。
電気電子ゼミナールⅡ講義での教員からの先端電気電子技術紹介 ~田崎研究室~
2023/12/19
電気電子工学科3年生後期の電気電子ゼミナールⅡ講義では,「就職?進学の準備」のために,企業人から電気電子技術と製品開発について,教員から電気電子関連の最先端研究についての紹介があります。田崎准教授(写真①)から,最先端のロボットビジョン研究や田崎研究室の研究テーマについての紹介がありました。本活動では,今年度「AI?IoT技術」をテーマとした実習も実施しております(希望者のみ)。今後,田崎研究室とも連携し,ロボットアーム(写真②)や自律移動台車(写真③)を使用した実習も予定しています。この活動を通して,「AI?IoT技術実習」の基礎を身につけ,モノづくりを楽しみます。
Raspberry Piを使った電子工作
2023/12/27
電気電子工学科学部2年生4名がRaspberry Piを使った電子工作(ロボットカー作製)実習を実施しました。この実習では,ロボットカーの組み立てからプログラミングによる動作制御を行うため,電気電子工学科が目指す「ソフトからハードまで取り扱える技術者」のトレーニングとなります。現在,ロボットカーの組み立て(写真①)やRaspberry Piの使い方の勉強(写真②)がメインです。完成後,「生活に役立つロボットカー」をテーマとして,自身の考えたロボットカーを作製します。
ロボットビジョンの研究室である「田崎研究室」の見学会も実施しました(写真③)。作製しているロボットカーがどんなものに応用されているのかや,ロボットアームを使った最新の研究例や設備を説明して頂きました。