大学概要【2024年度実施分】応化チャレンジプログラム

理工学部

応化チャレンジプログラム
実施責任者:丸山 隆浩

本プログラムでは、応用化学科カリキュラムで一定の就学基準を満たし、活動意欲のある学部3年生がいち早く研究室での研究活動にチャレンジする機会を提供します。卒業研究での研究室配属とは独立したものであるため、特定の研究分野を深く学ぶことも、多分野の研究を幅広く経験することもできます。この研究活動で得た成果は、学科主催の発表の場が設けられます。この取組を通じて研究のまとめ方や議論の仕方を修得できます。

ACTIVITY

応化チャレンジ スタート

2024/10/10

 本プログラムでは、卒業に必要な単位を十分に取得して参加の権利を得た3年次の学生が、後期の講義期間の2~3ヶ月の間、早期に研究活動を行います。卒業研究で配属を狙っている研究をいち早く体験したい、多くの分野の研究を行ってみたいなどさまざまなモチベーションを持った学生が参加します。今年度は9名の学生が8研究室に分かれて配属することになりました。1月の発表会に向け、チャレンジの始まりです。

研究活動の一場面

昨年度の応化チャレンジ発表会の様子

応化チャレンジ 活動報告1

2024/12/23

有機化合物の合成実験の様子

有機化合物を合成して、その結晶性を利用した刺激応答性材料の調製を検討しています。今回、刺激とするのは臭いです。臭い分子が混合したときに有機化合物の結晶性に変化が生じるかどうかを評価します。有機合成はカリキュラムの授業でも学びますが、研究室によって使用する器具も作法も異なるので、ひとつひとつの実験作業を丁寧に行っています。

応化チャレンジ 活動報告2

2024/12/26

昨年から引き続き、野菜や果物から核酸の抽出を行い、生体高分子を用いた機能性材料の調製を行っています。今回、核酸の化学構造の特徴を活かした薄膜化を検討しました。特に、核酸の分子量評価に用いられる電気泳動法を利用した製膜方法に挑戦しました。その結果、電極を設置した核酸水溶液への電圧印加によって、金属板の上に核酸の薄膜を作製することができました。核酸の構造解析や製膜の条件設定などについて、先行的に研究している先輩と相談しながら研究を進めます。時間の都合で機能の探索までたどり着くことはできませんでしたが、研究の紆余曲折という醍醐味を体験してもらえたのではないかと思います。

核酸抽出実験の様子

核酸膜の分析結果を研究室の先輩と議論する様子

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ