大学概要【2025年度実施分】生物環境を基盤とした持続型社会構築に向けた人材育成
農学部
SDGsやMDGsに象徴される持続可能な開発?社会の構築に向けた取り組みが重要となってきている。次世代を担う学生にとって、生物環境科学科の掲げる「生物?人?自然の調和」に繋がる、より実践的な学びは、学生にとってだけでなく、社会全体の幸福につながる。本取り組みは、学外の多様な生物環境に係る人材との交流や現場での体験?学びを通し、総合科学的な理解力、洞察力、実践力を養い、人類の永続性を支える人材の育成に資する。
ACTIVITY
JICA海外協力隊員の活動をとおして環境の国際貢献を考える
2025/06/10
6月9日に2015~2017年にルワンダへ稲作栽培を任務として青年海外協力隊に参加したの加藤裕太さんのお話しを55名の学生が聞き、生物環境科学科で学んだことを活かした国際貢献について考えました。鈴木さんの講演に先立ち青年海外協力協会の加藤奏太さんより、日本が戦後の復興に援助を得て復興したことなどを紹介され、途上国に貢献することの重要性や、利他的に生きることの重要性を協力隊での体験をもとに講演されました。加藤裕太さんからは、ルワンダでの協力隊の活動は、当初は稲作栽培ではなく少林寺拳法の指導となったが、臨機応変に現地の人と一緒に取り組むことにより、最終的には稲作の栽培の活動をすることができたことが紹介されました。また、一人一人ができることは限られているが、途上国では依然として困難状況が続いており、協力活動は必ず実を結ぶことなどが紹介されました。講演は時間いっぱい行われ、聴講した学生からは講演後に個人的に意見を交わされ、環境に関わる国際貢献について考える良い機会となりました。
土壌断面調査トレーニングコースへの参加
2025/11/19
2025年11月14日(金)~11月16日(日)に第32回ペドロジストトレーニングコースに4名の学生が参加した。このトレーニングコースは、土壌断面調査の基本、分類法を習得することを目的として毎年行われるもので、本年は三重大学附属農場で行われ、全国の学生および研究者が参加した。井上弦氏(東海大学)、三浦英樹氏(青森国立大学)のペドロジーのスペシャリストが講師を務め、水谷嘉之氏(三重県中央農業改良普及センター)?堂本晶子氏(三重県農業研究所)?三島隆氏(三重大学)が世話役を務めた。2日目に6班に分かれて土壌断面を調査し、3日目に調べた土壌断面について討議した。土壌の断面調査を一人前にできるようなるためには、経験を積むことが重要となる。様々な分野の専門家から学ぶことで、土壌調査の視野を広げる良い機会となったとともに、他大学の学生との交流は生涯の学びを継続するうえでの良い刺激となった。






