理工学部/社会基盤デザイン工学科学びのポイント
社会に貢献できる、まちづくりのスペシャリストを育てます。
社会基盤デザイン工学科では、市民生活を支えるシビル?エンジニアを育成するために、現代の土木工学を網羅したカリキュラムを編成しています。
デザインの美的側面に関する考察や理解から課題解決までの総合的なデザイン教育を行うとともに、JABEE(日本技術者教育認定機構)認定のプログラムを通じ、国家資格である「技術士」の資格取得に直結する質の高いエンジニア教育を実施。
さらに、時代のニーズである情報化や国際化に対応した科目を開設しています。また、教員と学生間の親睦を図る交流イベントから、チューターやゼミ教員による個別指導まで、学生1人ひとりをサポートする環境も充実しています。
社会基盤の価値をつなげる「デザイン教育」
"美しさ"と"機能"を求めた社会基盤のあり方などを学ぶ『デザイン学入門』『デザイン技法』、自然環境との持続的な共生方法を学ぶ『水域環境工学』など環境?景観系科目、暮らしの安全を学ぶ『都市安全学』など防災?減災系科目、そして地域全体の枠組みをデザインする『都市デザイン学』など計画?マネジメント科目を通じて、社会基盤のデザイン能力を総合的に養成します。
社会基盤をデザインするための「情報技術教育」
橋梁など構造物の地震による損傷や地盤の液状化現象などをコンピュータで再現する技術を学ぶ『シミュレーション実験』、先進的なセンシング技術や地理情報システムの活用法を学ぶ『応用測量?GIS実習』、PCを使って社会基盤をデザインする技法を学ぶ『図学?CAD演習』など、多様な情報技術の活用能力を養成します。
国際化に対応した「エンジニア教育」
国内のみならず諸外国での社会基盤施設の現場見学や就業体験などを視野に入れた『グローバルインターンシップ』、科学技術に関する英語力を修得する『科学技術英語』など、国際感覚や言語力を磨く科目を設置。国際化時代に技術者に求められる言語表現力を養成し、世界に通用する人材を育成します。
就職を強く支援する「キャリアアップ教育」
『社会基盤デザイン総合演習』などの演習科目を通じて、公務員試験対策や企業への就職支援を行い、就職に向けた基礎能力を養成。前身学科の卒業生は、国土交通省や愛知県庁、名古屋市役所などの技術系公務員、大手の設計コンサルタントや建設会社などで活躍しています。
教育課程
科目群
総合基礎部門
幅広い教育を身に付ける
幅広い教養と知性を身に付けることをめざして、語学や人文社会科学の基礎を習得するための科目群です。「英語コミュニケーション」、「アジア文化論」、「国際経済論」が開講されます。
理工学基礎科目
技術者としての基礎を学ぶ
技術者として必要不可欠な自然科学や情報技術の基礎を習得するための科目群です。「微分積分」、「線形代数」、「物理学」、「コンピュータリテラシー」などが開講されます。
専門基礎科目
デザインの専門基礎を学ぶ
デザイン技能やデザインプロセスの基礎、基幹となる3領域すべてに共通する専門基礎を習得するための科目群です。「デザイン学入門」や「デザイン技法」、「構造力学」、「水理学」、「土質力学」、「社会基盤計画学」、「建設材料学」などが開講されます。
計画?マネジメント系科目群
地域の枠組みをデザイン
都市計画や交通計画、エネルギーのマネジメントなど、地域の枠組みをデザインするための科目群です。「交通デザイン学」、「まちづくり実習」、「プロジェクトマネジメント」などが開講されます。
防災?環境系科目群
暮らしの安全や良好な環境をデザイン
自然災害から生活を守る対策や、良好な水域環境?地圏環境の創出?保全、自然復元など、景観と環境をデザインするための科目群です。「都市安全学」、「河川工学」、「地盤防災工学」、「海域工学」、「耐震工学」などが開講されます。
設計?施工系科目群
社会基盤施設の機能をデザイン
橋梁や道路をはじめとする各種インフラ施設の設計?施工技術や維持管理技術など、インフラ施設の機能をデザインするための科目群です。「鋼構造学」、「コンクリート構造学」、「施設維持管理論」などが開講されます。
専門総合科目群
横断的な課題解決力を身に付ける
社会基盤デザイン工学に関する様ざまな課題を、多様な視点から横断的に解決するデザイン能力を習得するための科目群です。「グローバルインターンシップ」、「社会基盤デザインセミナーII」、「キャリアデザイン」、「卒業研究」などが開講されます。