特設サイト第57回 新学期に向けて
三寒四温の中、今年も無事に卒業式を終え、新しい年度に向けた準備が本格的に進んでいます。
薬学部では、5年次の長期実務実習が3期制から4期制に移行した初年度にあたり、4年生が早くも2月末から第I期の実務実習に入っています。そのため、年度末とはいえ切れ目のない日々を過ごしており、昨年度末とは違って時間の感覚が少しおかしくなっています。
そんな八事キャンパスにも、桜の開花こそまだですが、春の兆しがそこかしこに見られます。
構内へとつづくスロープには、ユキヤナギの白い花が風に揺れていますし、その斜面の中には沈丁花が咲き、春の訪れを告げる芳香を放っています。また、レンギョウやローズマリーも咲き誇っており、彩りを添えています。
スロープを上りきると、コブシの花が昨年以上に咲き誇っており、枝ぶりの良さも相まって、青い空とのコントラストが眩しいくらいです。また、トウキやシャクヤクなども芽吹いていますし、ボタンも新しい葉を広げる準備をしています。キキョウの宿根も顔をのぞかせていますし、ゲンノショウコも少しずつ大きくなっています。
さらに、秦の始皇帝のために見つけた不老不死の薬とされるテンダイウヤクやアケビも花を咲かせています。
こうした植物の生き生きとした姿に季節を感じつつ、新入生を迎え、希望あふれる新しい年を始めたいですね。
(2019年3月27日)